次の日、3月1日。
勤務は夕方から深夜1時まで。
最後なのにキツいシフト。
職場の店は深夜12時で閉店。
その後は社員数人が閉店処理をして施錠して帰る。
だから夕方からの勤務は残業ができない。
今日で最後だから、仕事が残っても次の日には延ばせない。
いや、もう行きたくないよ。休みたい。
今日でなんとしてもケリを着けねば。
ということで2時間ほど早めに出勤することに。
仕事の引継ぎ、残務処理、通常業務。
職場の人たちに事情を説明する。「今日で最後です」
既に知れ渡っていたのか、みんな優しかった。
普段オレに毒づいてばかりのおばちゃん社員もキモいくらい優しい。
普段どおり接してくれた人もいた。
むしろその方が気が楽だ。
うつ病というところまで皆に正確に伝わったのかわからない。
でも上っ面だけつくろって接するコミュニケーションほど空しいものはない。
ここの職場の人間はそういう人ばっかりだった。
お互いいがみ合ってるのに表面上では仲良くしてる。
裏ではお互いの陰口言い放題。
そういうシーンをしょっちゅう見てきたよ。
オレの悪口もきっと言いたいだけ言ってるんだろう。
被害妄想ではない。
職場の雰囲気は一見よさそうだけど、それはあくまでも表層。
ふと垣間見えるドロドロした憎悪の空気。
心底いやだ。
だからうつ病になる前から「辞めたい」という気持ちは常にあった。
自分も毒されるのがいやだから。いやもう毒されてたか。
こんな奴ら信用できない。こんなのと仕事しても楽しくない。
実際、職場の空気がいやで辞めていった人何人もいる。
だから今こうして優しくしてくれる人たちの真意がわかる。
(この忙しい時期に休みやがって・・
いい身分だな!!)Oo。.ヽ(`Д´)ノ
(ミスばっかりしてたから
いなくなってせいせいするわ!)Oo。.ヽ(`Д´)ノ
(オマエが休むとウチらに
しわ寄せくるんだよ!!)Oo。.ヽ(`Д´)ノもちろん心底心配してくれている人もいる。
そういう人たちのあたたかい気持ちは涙が出るほど嬉しかった。
自分を責めるうつ症状のひとつかもしれない。
思い過ごしかもしれない。
それだといいんだけど。
でもなー、仕事しててチクチク刺さるんだよ。
憎悪光線が。 ----憎--悪--憎--悪--憎--悪----(`Д´)∩
それに囚われると仕事が進まない。
今日中にケリつけるんだ。
考えないようにして黙々と残務処理を続ける。
かくして終了。
今日休みの人に伝言の書置きを書く。
引継ぎに時間がかかり、取引先の方々に挨拶できなかったのが残念だった。
同僚にうまく言ってもらうようお願いする。
この時点ではまたこの職場に戻る気でいた。
昨日の直属上司の言葉が響いた。
「 絶 対 戻 っ て 来 い 」
仕事の引継ぎはしたが、書類や私物はそのまま。
あくまで休職だ。戻ったら気になってたアノ仕事しよう。
毒々しい職場であるが戻りたいと思うオレ。
もう毒されてるじゃん( ̄д ̄)
こうして休職前最後の勤務は終わった。
そして9年間の会社勤務もこの日が最後でした。

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